日時: | 2011 年 3 月 30 日(水) 14:00-15:00 |
場所: |
神戸大学自然科学総合研究棟 4 号館 809 号室 |
講演者: | 平井 隆之 (総合研究大学院大学) |
世話人: | 木村 宏 |
タイトル: | 圧電素子と衝突プラズマ計測によるハイブリッドダスト計測器の可能性 〜質量・速度推定の高精度化〜 |
abstract: |
宇宙機搭載用その場計測器によるダスト計測は、過去半世紀に渡る歴史を持つ。 ダストの超高速衝突に伴う様々な現象から、衝突したダストの衝突速度、質量、組成などが調べられてきた。特に衝突電離型、圧電検出型、捕集型の3タイプの計測器が多くの搭載実績を重ねている。 それぞれの計測器は地上実験から得られた独自の較正則により、ダストの衝突速度や質量を推定しているが、将来のダスト計測においては、計測器ごとの測定性能を向上させるだけでなく、互いの長所を活かし短所を補うようなハイブリッド型計測器の開発が求められる。 そこで今回、CPSエクスチェンジプログラムの支援の下、マックスプランク核物理学研究所に滞在し、これまでなされていなかった圧電素子標的における衝突プラズマ計測を行った。本セミナーでは、得られた計測結果から新しいハイブリッド型ダスト計測器の可能性について探る。 |