2004年2月21日更新
各 位          神戸大学21世紀COEプログラム 「惑星系の起源と進化」:衝突現象・衝突地形小研究会 開催のお知らせ                           中村昭子(神戸大)                           中村良介(JAXA)                           平田成(神戸大) 惑星系の起源と進化を考える上で,天体の衝突現象とそれに伴うクレーター形成はき わめて重要な鍵となる.シミュレーション,衝突実験は我が国における衝突過程の研 究手法として以前より重要な位置を占め続けてきた.近年はこれらに加えて探査機画 像を用いた研究も行われつつあり,シミュレーション,実験の結果との対比は興味深 い話題となっている. 今後数年のうちに日本の独自探査による観測データが多数得られることが期待される いま,改めて様々な手法で衝突現象にアプローチしている研究者が集まり,議論,情 報交換を行うことは重要である.このような観点から衝突現象・衝突地形に関する小 研究会を開催する.                    記
主催神戸大学21世紀COEプログラム「惑星系の起源と進化」
日時2004年2月27日(金)13:30〜17:30
     28日(土) 9:15〜18:00
場所神戸大学大学院自然科学研究科3号館(予定)
問合せ先平田 成
神戸大学大学院自然科学研究科
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
tel: 078-803-6446, fax: 078-803-6483
e-mail: narunaru@kobe-u.ac.jp
・懇親会のご案内 27日セッション終了後に学内で懇親会を行います.参加ご希望の方は神戸大平田 (narunaru@kobe-u.ac.jp)までご連絡いただけると助かります. ・会場へのアクセス http://www.kobe-u.ac.jp/access/index-j.htmlをご覧下さい.六甲台地区の地図中 の○19番の建物が,自然科学研究科3号館です. ・土曜日の入館について 会場建物は夜間と休日はロックがかかっています.土曜日のセッション開始時,昼休 み時は担当者を入り口に待機させる予定です.その他の時間帯の入館方法については 金曜日にご案内します.土曜日のみ参加予定の方はあらかじめお問い合わせください.
2月27日(金)午後
13:30-13:35 開会挨拶
セッション1■カウンティングと年代学(パートI)
13:35-14:05 2次クレーター分布(月・火星)
             (九大・並木則行)
14:05-14:35 月のクレータ生成率の不均質
             (金沢大・諸田智克)
14:35-15:05 小惑星/月面上の小クレーターのサイズ分布
             (JAXA・中村良介)
15:15-15:45 休憩(30分)
15:45-16:00 2次クレーターの形状についてのショートコメント
              (神戸大・中村昭子)
セッション2■ポスターの口頭説明(5分x4)
16:00-16:05 Moated craters on Mars: Basal tectonic implications 
              (東大・Jose Alexis Palmero)
16:05-16:10 火星のクレーター形状の解析
             (神戸大・小西悌之)
16:10-16:15 重複クレーターの自動検出アルゴリズム
             (会津大・松本直也)
16:15-16:20 AMICAによる小惑星形状モデリング
             (会津大・小林慎吾)
セッション3■カウンティングと年代学(パートII)
16:20-16:50 クレータのデグラデーションと年代学
              (JAXA・春山純一)
16:50-17:20 クレーター年代学vs宇宙風化年代学
              (東大・佐々木晶)
17:20-17:30 討論
2月28日(土)午前
セッション4■形状認識と画像処理
09:15-09:45 鏡面反射/拡散反射が粉体の反射測光観測に与える影響
             +クレータカウンティングソフトSELENE@homeの使い方
	    (秋田大・秋山演亮)
09:45-10:15 クレータ自動抽出と属性付加手法の提案
            (東大・沢辺頼子,環境研・松永恒雄)
セッション5■素過程(パートI)
10:15-10:35 二次クレーター分布(月・火星)
            (神戸大・中村昭子)
10:35-11:05 DEMによる衝突(イジェクタ放出・掘削流)のシミュレーション
             (東大・和田浩二)
11:05-11:20 休憩(15分)
11:20-11:50 衝突クレータのスケーリング則
             (東大・山本聡)
11:50-12:20 Tychoクレーターのejecta分布と斜め衝突
             (神戸大・平田成)
12:20-13:00 昼休み(40分)
13:00-13:45 ポスターセッション(45分)
2月28日(土)午後
セッション6■素過程(パートII)
13:45-14:15 衝突蒸気雲中で進行する化学反応のシミュレーション
              (JAMSTEC・千秋博紀)
14:15-14:45 グレインアグリゲイトの衝突シミュレーション:
            イジェクタ放出パターン
              (名大・城野信一)
14:45-15:15 凍土層のクレーター実験
             (神戸大・平岡賢介)
15:15-15:40 休憩(25分)
15:40-16:10 微小重力環境下におけるクレーター形成実験
              (東邦学園大・高木靖彦 他)
16:10-16:40 多孔質ターゲットに対する衝突
             (JAXA・小野瀬直美)
16:40-17:10 小惑星25143イトカワのレゴリスの厚さと岩塊の分布
             (福島高専・道上達広)
17:10-17:30 総合討論