講師 : 長谷川 博 (茨城大学 理学部 助教授) 日時 : 2006年01月30日(月) 13:00-17:30 2006年01月31日(火) 10:00-17:30 2006年02月01日(水) 10:00-12:00 場所 : 理学部Z棟401講義室 要旨 : 現代、数理科学は生物系や経済系をその対象としている。このような 複雑な現象の理解には、非線形力学、非平衡統計力学を基にした演繹的 アプローチ、分子動力学シミュレーションによる数値解析アプローチ、 データを基礎にした帰納的アプローチの組み合わせが必要である。この 講義では特に、時系列データ解析を基礎にした帰納的熱・統計力学 について解説する。
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0章 概説 1章 非線形力学 1-1 ロジスティック写像の非平衡統計力学 1-2 保存カオス写像の非平衡統計力学 2章 時系列解析 2-1 定常確率過程 2-2 線形時系列解析 2-3 状態空間モデルとカルマン・フィルタ 2-4 モンテカルロ・フィルタ 3章 熱・統計力学 3-1 保存則とボルツマン分布 3-2 Langevin方程式と熱力学 3-3 Jarzynski等式と第2法則 3-4 過剰発熱の分数冪スケーリング 4章 時系列解析からの帰納的熱・統計力学 |