mosir プロジェクト

講義収録

大学で行われているセミナーや集中講義を, インターネット上に公開する.

撮影物一覧ページ

 

2010 年度の地球流体セミナーでの様子

コンテンツの作成

  • セミナー室の会場に機材を展開し, その場でビデオ収録.
    • コンパクトな機器構成.
      • ビデオカメラは, 市販の家庭用ビデオカメラを採用.
      • マイクは講師用と会場用の 2 種類を用意
      • ミキサーは初心者でも扱えるように, 設定項目(つまみ)の少ないものを採用.
  • 講義終了後, 講師から発表資料をもらう.
  • ビデオファイルと発表資料をサーバにアップロードして, Web 公開.
  • 作業時間:
    • 準備時間 10分,
    • 公開作業時間 30分

コンテンツの公開

  • 自作 XOOPS 動画モジュール を利用
  • これまでの撮影物は, 撮影物一覧 をご覧下さい.

収録体制の変遷

  • 2000/07--2007/03: RealProducer + dcreal
    • ビデオ映像は, realsystem でネットワーク配信可能なファイル形式 (Real Media) に変換.
    • ビデオと講演資料が同期したコンテンツを作成するためのツール群 dcreal を自前で整備.
    • dcreal の運用はそれなりに大変であった.
      • 講演者が OHP (もしくは PowerPoint の画面)を切替えた時間を,手動で記録する必要あり
      • そのため, 普段のセミナーは RealProducer でビデオを変換するだけに.
  • 2007/04--2009/03: EZ プレゼンテータ
    • ビデオと講演資料が同期したコンテンツを自動作成する EZ プレゼンテータ を導入・利用
    • 問題点: 自動でコンテンツが作成されるのは, windows & ppt を使う場合のみ
    • 運用では, 講義中の裏方の仕事が増大.
      • 裏方が, EZプレゼンテータ PC で, 講師と同じタイミングで資料をめくる
      • 複数の ppt はまとめて1つの ppt として保存し直す
      • pdf 等の別ファイルが使われる場合, 手動で差込む
  • 2009/04--2010/03: P4Web vivid
    • ビデオと講演資料が同期したコンテンツを自動作成する P4Web vivid を導入・利用
      • 講師の PC のデスクトップを全てキャプチャーする形式なので, 講師の資料のファイル形式に左右されない.ポインタで指している先も記録できる.
    • ノウハウと技術の蓄積の少ない者には使いこなすのが難しかった
      • 機材が多くて接続が複雑.
    • 講師が動画を使う場合は, デスクトップ画面映像のファイルサイズが肥大, 視聴が困難に.
  • 2010/04--2011/07: QuickTime + XOOPS cinemaru
    • ソフトウェアの内製部分の割合を高め、講義収録手順の簡略化とそれに基づく機器再整備を実施.
    • 講演資料を中心に撮影.
      • それなりに高解像度にすれば, ビデオ撮影されたスライドの文字もそこそこ読める.
        • QuickTime で収録し, サーバ上で flv に変換.
      • flv を XOOPS cinemaru モジュールに登録.
    • 結果として, 現場撮影担当者の負担軽減が実現し, これらの機材とノウハウにより収録活動は着実に推進しつつある.
  • 2011/08--現在: QuickTime + XOOPS 動画モジュール(自作)
    • cinemaru モジュールでは機能が足りないので, 自作することにした.