日時: | 2011 年 7 月 6 日(水) 15:00-16:00 |
場所: |
CPS セミナー室 |
講演者: | 三谷 烈史 (ISAS/JAXA) |
世話人: | 木村 淳 |
タイトル: | 月着陸探査計画 SELENE-2 における科学観測の検討状況 |
abstract: |
本格的な月周回探査衛星「かぐや」が2009年6月をもって成功裏に終わり,これまでとは比較にならないほど充実したリモートセンシングデータ(高分解能・高精度グローバルマッピングデータなど)が取得された. リモートセンシングによる月探査はかなり成熟した段階に入ったと言えるだろう. これに続く月探査計画として, JAXAでは月惑星への着陸および移動探査技術の獲得を主目的としたSELENE-2計画を検討している. 本計画は次の3つを大きなコンセプトとして掲げている. 1. 将来の月面活動に必要な着陸技術、表面移動技術、越夜技術の開発・実証 2. その場観測による月の科学探査と月の利用可能性調査 3. 1,2を通じての国際貢献と国際的地位の確保 本発表ではSELENE-2の概要を紹介するとともに科学目標や科学搭載機器についての現在の検討状況と今後の予定について述べる. |