12月の学科談話会を行います。教官・院生・学部生を問わず多くの方々
のご参加をお待ちしております。

講師:上野宗孝、東大・大学院総合文化研究科

題目:「赤外線天文観測衛星 ASTRO-F による原始惑星系円盤の観測計画」

日時:12月 4日(木)午後5時〜6時

場所:自然3号館609号室

内容:2005年8月に打ち上げが予定されている赤外線天文観測衛星 ASTRO-F は、
      口径 70cm の冷却望遠鏡に3機の赤外線カメラと 50-200μm帯の掃天装置を
      搭載した赤外線のサーベイ ミッションである。ASTRO-F は IRAS と同様に
      全天をスキャン観測するモードに加えて、限られた 領域を高感度にスキャン
      する観測(スロースキャン)及び超高感度観測を実現する指向観測モ ードを
      備えている。ASTRO-F の検出限界は、全天スキャン観測時においても IRAS 
      感度を1桁以上上回り、スロースキャンを用いると 150pc の距離にある月質量
      の原始惑星系円盤を検出する能力が予定されている。本セミナーでは ASTRO-F
      で検討を進めている原始惑星系円盤の観測計画について紹介する。