2006年02月01日(水)のセミナー・研究会 1) 集中講義 [10:00-12:00 長谷川 博 (茨城大学) ] 2) セミナー [13:00-14:30 長谷川 博 (茨城大学) ] 3) 博士論文公聴会 [10:30-12:00 藤谷 達也(旧 構造科学専攻)] 詳しくは下記をご覧ください。
講師 : 長谷川 博 (茨城大学 理学部 助教授) 日時 : 2006年01月30日(月) 13:00-17:30 2006年01月31日(火) 10:00-17:30 2006年02月01日(水) 10:00-12:00 場所 : 理学部Z棟401講義室 講義名 : 時系列解析からの帰納的熱力学 内容 : 現代、数理科学は生物系や経済系をその対象としている。このような 複雑な現象の理解には、非線形力学、非平衡統計力学を基にした演繹的 アプローチ、分子動力学シミュレーションによる数値解析アプローチ、 データを基礎にした帰納的アプローチの組み合わせが必要である。この 講義では特に、時系列データ解析を基礎にした帰納的熱・統計力学 について解説する。 [Lecture contents]
講師 : 長谷川 博 (茨城大学 理学部 助教授) 日時 : 2006年02月01日(水)13:00-14:30 場所 : 理学部Z棟401講義室 タイトル: 時系列解析からの帰納的熱・統計力学 内容 : 上記講義のダイジェスト版です。
発表者 : 藤谷 達也(旧 構造科学専攻) 日時 : 2006年2月1日(水)10:30-12:00 (発表 45分, 質疑 30分) 場所 : 理学部X棟 X206教室〔地球惑星セミナー室) タイトル : 珪酸塩物質中の塩素濃度及び塩素安定同位体組成の精密測定と始源的隕石への応用 要旨 : 本研究では、微少量の珪酸塩物質中の塩素濃度および塩素安定同位体比の精密分析 法について検討し、標準岩石試料中の塩素濃度及び塩素安定同位体比を正確に求めた。 さらに、その結果をいくつかの始源的隕石(18種の隕石)に応用し、従来知られて いない隕石グループ間の塩素同位体比の変動を明らかにした。ゼミではまず、陰イオン 表面電離型質量分析計による塩素の同位体希釈分析法について述べる。つぎに、少量の 珪酸塩試料に含まれる塩素の安定同位体比の表面電離型質量分析計による精密分析法を、 火成岩標準岩石を用いて検討した結果について述べる。最後に、始源的隕石である7つの 炭素質コンドライト、3つのエンスタタイトコンドライト、それに8つの普通コンドライト 中の塩素濃度及び塩素安定同位体組成の測定結果について述べる。