・ 修士課程特別講義 「惑星地質学」 ・ 惑星物質科学特別セミナー ・ セミナー「吸い込み渦の構造と不安定」 地球惑星科学科のみなさん 下記の要領で,惑星物質科学特別セミナーを開きます。興味のある方はどなたで もご 自由にご参加ください。 ○上椙真之(九州大学) 2月2日(月)14:00〜15:00,X309 タイトル: Examination of chondrule formation models based on dynamics of silicate melt and iron inclusions, and observation of natural chondrules 要旨: 始源隕石の主要な構成要素である球粒物質、コンドリュールは太陽系初期の重要な情 報を持っていると考えられている。このコンドリュール中に観察される鉄包有物を詳 しく調べ、コンドリュールの形成時の環境についてこれまで得られなかった新しい情 報を得ることができた。発表では主に鉄包有物の分布の観察とその力学的考察から現 在有力視されている星雲衝撃波によるコンドリュールの形成モデルついての議論を 行う。 ○中嶋大輔(九州大学) 2月3日(火)14:00〜15:00,X209 発表タイトル: The regolith evolution of anhydrous asteroids based on the mineralogy and noble gas signatures 要旨: 隕石の中には、小惑星レゴリスを起源とするものがある。レゴリス起源隕石の研究か ら、レゴリスは他の天体物質の衝突による破砕と太陽風・宇宙線照射によって形成さ れたと考えられている。発表者は、小惑星レゴリスの進化過程を明らかにすることを 目的に、レゴリス起源隕石の物質科学的研究を行っている。発表では、(1)太陽風・ 宇宙線照射からわかること、(2)レゴリス起源隕石中の混入物質の研究を通してわ かることについて述べたいと考えている。