背景
レーザーアブレーションによる岩石蒸気の分光観測から、構成元素や元素比などのデータを得ることができる。この特性から、未知の惑星に着陸した際、レーザーアブレーションを行うことで岩石の元素組成を知ることができる。目的
一グループにつき複数個の岩石資料が、三グループ分用意される。それぞれ、異なる未知の惑星に対応しており、その惑星で採取してきたものとする。 今回はその中の一グループの岩石資料に重点におく。一つの岩石資料に対して複数回に渡りレーザー照射を行い、その際発生する岩石蒸気の発光を分光測定する。そして、原子輝線のデータベースとの比較から岩石の構成元素、発光強度から蒸気中の原子総数等をそれぞれ測定する。その結果と惑星の構成元素比との対応から、惑星を特定することが目的となる。また、その過程で装置の使い方や、ボルツマンプロットなどの分光測定に欠かせない技術を学ぶ。
Last modified: 10.12.24
Copyright © 2009-2010 Impact Research Group. All rights reserved.
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